SELinux : ポートのタイプを変更する2016/07/26 |
SELinux ではポートに対してもタイプが付与されています。
タイプが設定されていないポートでサービスを起動しようとすると SELinux によってアクセス拒否されます。 |
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[1] | ポートに付与されているタイプの一覧は semanage コマンドで確認できます。 |
[root@dlp ~]# semanage port -l SELinux Port Type Proto Port Number afs_bos_port_t udp 7007 afs_client_port_t udp 7001 afs_fs_port_t tcp 2040 ..... ..... zented_port_t udp 1229 zope_port_t tcp 8021 |
[2] |
例として httpd で 82 番ポートを利用する際のポートのタイプについて設定します。
以下のように http のデフォルトポートである 80 や https の 443
で検索すると、「http_port_t」というタイプが割り当てられていることが分かります。ここに 82
番ポートは指定されていないため、httpd.conf 側で正しく設定したとしても 82 番ポートでは起動できません。82
番ポートを利用するには「http_port_t」に 82 番ポートを追加する必要があります。
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# 現在の設定確認 [root@dlp ~]# semanage port -l | grep -E -w "80|443" http_port_t tcp 80, 81, 443, 488, 8008, 8009, 8443, 9000 # 82 番を追加する [root@dlp ~]# semanage port -a -t http_port_t -p tcp 82
semanage port -l | grep "^http_port_t"
http_port_t tcp 82, 80, 81, 443, 488, 8008, 8009, 8443, 9000
# 追加された
# httpd の設定を変更した後、サービス再起動して確認 [root@dlp ~]# netstat -lnp | grep httpd
tcp 0 0 :::82 :::* LISTEN 1352/httpd
# httpd が 82 でリスンしている
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