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Windows 展開サービス : WDS を構成する2020/12/21

 
Windows 展開サービス (WDS - Windows Deployment Services) を構成します。
CUI で構成する場合は以下のように設定します。
[1] PowerShell を管理者権限で起動して設定します。
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.

# 任意のパスにクライアント向けイメージ格納フォルダー作成
PS C:\Users\Administrator> mkdir D:\RemoteInstall 

# /Server:(WDS を構成するサーバーのホスト名)
# /remInst:(クライアント向けイメージ格納フォルダーのパス)
# /Standalone ⇒ スタンドアロンで構成する場合は当オプション付加
PS C:\Users\Administrator> wdsutil /Initialize-Server /Server:rx-7.srv.world /remInst:D:\RemoteInstall /Standalone 

Windows Deployment Services Management Utility [Version 10.0.17763.1]
© 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved.

The command completed successfully.

# クライアントへの応答オプションを設定
# /AnswerClients:(All | Known | None)
# All ⇒ すべてのクライアントコンピューターに応答
# Known ⇒ 既知のクライアントコンピューターにのみ応答
# None ⇒ クライアントコンピューターには応答しない
PS C:\Users\Administrator> wdsutil /Set-Server /Server:rx-7.srv.world /AnswerClients:All 

Windows Deployment Services Management Utility [Version 10.0.17763.1]
© 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved.

The command completed successfully.

# 設定確認
PS C:\Users\Administrator> wdsutil /Get-Server /Server:rx-7.srv.world /Show:Config 

Windows Deployment Services Management Utility [Version 10.0.17763.1]
© 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved.

SETUP INFORMATION FOR SERVER rx-7.srv.world
[-----------------------------------------------------------------------------]

Server State:
     OS version: 10.0
     WDS operational mode: Native
     Standalone configuration: Yes

Installation State:
     RemoteInstall location: D:\RemoteInstall
     RemoteInstall share up-to-date: Yes
     Boot files installed:
         x86     - Yes
         x64     - Yes
         arm64   - Yes
         arm     - Yes
         x86uefi - Yes
         x64uefi  - Yes
.....
.....
Windows 展開サービス : WDS を構成する (GUI)
 
GUI で構成する場合は以下のように設定します。
[2] [スタート] - [サーバーマネージャー] を起動し、[ツール] - [Windows 展開サービス] をクリックします。
[3] 左ペインで自身のコンピューター名を右クリックし、[サーバーの構成] を選択します。
[4] [次へ] をクリックします。
[5] インストールオプションを選択します。当例では [スタンドアロン サーバー] を選択して進めます。
なお、どちらを選択しても、Windows 展開サービスの設定方法そのものの手順はかわりません。
[6] リモートインストールフォルダーのパスを選択します。クライアント向けインストールイメージ等々が格納されます。任意のフォルダーで OK です。
[7] クライアントコンピューターへの応答オプションを設定します。当例では [すべてのクライアントコンピューターに応答する] を選択して進めます。
[8] [完了] をクリックして終了します。[今すぐイメージをサーバーに追加する] については、デフォルトではチェックが入っていますが、当例ではチェックをオフにして進めます。 ちなみに、チェックを入れて進めた場合、[インストールイメージを追加する] および [ブートイメージを追加する] の手順をまとめて実施することができます。
[9] 初期構成が完了すると、以下のように対象サーバー配下に各設定項目が展開されます。
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