Pwquality : パスワードルールを設定する2022/06/28 |
[pam_pwquality] を使用したパスワードルールの設定です。
[pam_pwquality] は RHEL/CentOS Stream 9 最小構成でもデフォルトでインストールされているはずですが、
もしインストールされていない場合は [# dnf install libpwquality] でインストール可能です。 |
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[1] | パスワードの有効期限を設定する。 ユーザーは設定した日数以内にパスワードを変更しなければならない。 当設定はアカウント新規作成時のみ有効で、既存のアカウントには影響しない。 当設定がされていない既存ユーザーに設定する場合は [chage -M 日数 ユーザー] で設定する。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/login.defs # 131行目:パスワードの有効期限を設定 (下例は 60 日) PASS_MAX_DAYS 60
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[2] | パスワードの最短利用日数を設定する。 ユーザーはパスワードを変更してからこの期間内はパスワードを変更できない。 当設定はアカウント新規作成時のみ有効で、既存のアカウントには影響しない。 当設定がされていない既存ユーザーに設定する場合は [chage -m 日数 ユーザー] で設定する。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/login.defs # 132行目:パスワードの最短利用日数を設定 (下例は 1 日) PASS_MIN_DAYS 1
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[3] | パスワードの有効期限が来る前に警告を発する期間の日数を設定する。 当設定はアカウント新規作成時のみ有効で、既存のアカウントには影響しない。 当設定がされていない既存ユーザーに設定する場合は [chage -W 日数 ユーザー] で設定する。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/login.defs # 133行目:パスワードの有効期限が来る前に警告を発する期間の日数を設定 (下例は 7 日) PASS_WARN_AGE 7
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[4] | 過去に使用したパスワードの使用を制限する。 ユーザーは設定された世代以内に同じパスワードを再び設定することができない。 |
# カスタムポリシーを作成して編集 [root@dlp ~]# authselect current Profile ID: sssd Enabled features: - with-fingerprint - with-silent-lastlog[root@dlp ~]# authselect create-profile password-policy -b sssd [root@dlp ~]# authselect select custom/password-policy [root@dlp ~]# authselect current Profile ID: custom/password-policy Enabled features: None
[root@dlp ~]#
authselect apply-changes
[root@dlp ~]#
vi /etc/authselect/custom/password-policy/system-auth # [password] セクションで [pam_pwquality.so] の次に追記 (下例は 5 世代)
password requisite pam_pwquality.so local_users_only
password requisite pam_pwhistory.so remember=5 use_authtok
password sufficient pam_unix.so yescrypt shadow {if not "without-nullok":nullok} use_authtok
password sufficient pam_sss.so use_authtok
password required pam_deny.so
password requisite pam_pwquality.so local_users_only
password requisite pam_pwhistory.so remember=5 use_authtok
password sufficient pam_unix.so yescrypt shadow {if not "without-nullok":nullok} use_authtok
password sufficient pam_sss.so use_authtok
password required pam_deny.so
[root@dlp ~]# authselect apply-changes
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[5] | パスワードの最低文字数を設定する。 ユーザーは設定された文字数未満のパスワードは設定できない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 11行目:コメント解除して最低文字数を設定 (下例は 8 文字) minlen = 8
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[6] | パスワードの最低文字種類数を設定する。(種類 ⇒ 大文字/小文字/数字/特殊文字) ユーザーは設定された値未満の文字種しか含まれないパスワードは設定できない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 34行目:コメント解除して最低文字種類数を設定 (下例は 2 種) minclass = 2
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[7] | パスワードの最大連続文字数を設定する。 ユーザーは設定された値を超える連続同一文字が含まれるパスワードは設定できない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 38行目:コメント解除して最大連続文字数を設定 (下例は 2 文字) maxrepeat = 2
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[8] | パスワードの最大連続文字種類数を設定する。 ユーザーは設定された値を超える連続同一文字種が含まれるパスワードは設定できない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 43行目:コメント解除して最大連続同一文字種類数を設定 (下例は 4 種) maxclassrepeat = 4
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[9] | パスワードに小文字が含まれなければならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 25行目:コメント解除してパスワードに含むことを要求する小文字数を設定 (下例は 1 文字) lcredit = -1
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[10] | パスワードに大文字が含まれなければならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 20行目:コメント解除してパスワードに含むことを要求する大文字を設定 (下例は 1 文字) ucredit = -1
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[11] | パスワードに数字が含まれなければならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 15行目:コメント解除してパスワードに含むことを要求する数字を設定 (下例は 1 文字) dcredit = -1
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[12] | パスワードに特殊文字が含まれなければならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 30行目:コメント解除してパスワードに含むことを要求する特殊文字を設定 (下例は 1 文字) ocredit = -1
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[13] | 設定値よりも長い単調な文字列がパスワードに含まれてはならない。 (単調な例 ⇒ '12345', 'fedcb') |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 最終行に追記 (下例は 2 文字まで許容)
maxsequence = 2
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[14] | 変更前のパスワードに含まれる文字が変更後のパスワードに N 文字以上含まれてはならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 6行目:コメント解除して設定 (下例は 5 文字) difok = 5
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[15] | /etc/passwd 内の GECOS (コメント) フィールドに含まれる 3文字より長い文字列から成る単語が、パスワードに含まれてはならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 47行目:コメント解除して有効に設定 gecoscheck = 1
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[16] | 指定した文字列がパスワードに含まれてはならない。 |
[root@dlp ~]#
vi /etc/security/pwquality.conf # 最終行に追記 (スペース区切りで単語を指定)
badwords = denywords1 denywords2 denywords3
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