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Exchange Server 2019 : DKIM の設定2025/01/15

 

Exchange Server に DKIM (Domain Keys Identified Mail) を設定します。

生成した公開鍵を DNS に登録するため、DNS サーバー が必要となります。

[1]

Exchange Server 上で、下記サイトから [Configuration.DkimSigner.zip] をダウンロードして展開します。

⇒ https://github.com/Pro/dkim-exchange/releases/

[2] [Configuration.DkimSigner.exe] を実行すると以下の画面になるので、バージョンを選択して [Install] ボタンをクリックします。
[3] インストール終了したら [Close] ボタンをクリックします。
[4] 再度 [Configuration.DkimSigner.exe] を実行すると以下の画面になります。
ここで [Configure] ボタンをクリックします。
[5] [Exchange Dkim Signer] を選択して [Move Up] し、優先順位を 1 に設定します。
[6] [Domain Settings] タブに移動して [Generate new key] ボタンをクリックします。
[7] 生成したキーを任意の名称で保存します。
[8] ドメイン名の項にはドメイン名を、セレクターの項には任意の名称を、それぞれ入力して [Save domain] をクリックし、設定を保存します。
また、[Suggested DNS name] と [Suggested DNS record] の値は DNS サーバーに登録する必要があるため、[Copy to clipboard] をクリックして、内容を保存しておきます。
[9]

DNS サーバー側に移動して設定します。
TXT レコードの登録画面を開き、レコード名の項には [Suggested DNS name] のドメイン名を切り取った部分を、テキストの項には [Suggested DNS record] の値を入力します。
ただし、テキストの値は、1 行毎に 255 文字以上は切り取られるため、255 文字以内毎に区切った上で、以下のように区切り毎に改行して登録します。
例として、Powershell で区切るには以下のように実行します。

$dkim = "v=DKIM1; k=rsa; p=MIIBIjANBgkqhkiG9w0BAQ....."
$dkim_part1 = $dkim.Substring(0,252)
$dkim_part2 = $dkim.Substring(252,$dkim.Length - 252)
[10] TXT レコードが正常に登録できたら DNS サーバー側の設定は終了です。
[11] Exchange Server 側に戻って、[Exchange Dkim Signner] の画面で [Check] ボタンをクリックし、[DNS record public key is correct] と表示されれば OK です。
画面下部の [Save domain] ボタンをクリックして設定を保存します。
[12] [Information] タブに移動し、上部の [Restart] ボタンをクリックして [Transport service] を再起動します。
以上で設定終了です。
[13] メールを送受信し、メールヘッダーに DKIM 署名が付加されていれば OK です。
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