KVM : 仮想マシンを作成する2022/01/20 |
ゲスト OS をインストールして仮想マシンを作成します。
当例ではホスト OS と同じ CentOS Stream 9 をインストールします。 |
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[1] | 当例では、事前に CentOS Stream 9 インストール用 ISO ファイルを適当なディレクトリにダウンロードして (下例では [/home] 配下)、ISO ファイルからテキストモードでインストールします。 直接コンソールからでも、リモートから Putty 等のエミュレータ経由からでも実行可能です。 また、デフォルトでは仮想マシンのイメージの保管場所 (ストレージプール) は [/var/lib/libvirt/images] となっていますが、当例では別パスにストレージプールを作成して進めます。(自身が覚えやすいパスで OK) |
# ストレージプール ディレクトリ作成 [root@dlp ~]# mkdir -p /var/kvm/images [root@dlp ~]# virt-install \
Starting install...
--name centos-st9 \
--ram 4096 \ --disk path=/var/kvm/images/centos-st9.img,size=20 \ --vcpus 2 \ --os-variant centos-stream9 \ --network bridge=br0 \ --graphics none \ --console pty,target_type=serial \ --location /home/CentOS-Stream-9-latest-x86_64-dvd1.iso \ --extra-args 'console=ttyS0,115200n8' # インストールが開始される
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上例で指定しているオプションの意味です。その他多数のオプションは [man virt-install] で確認可能です。
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[2] | インストーラー起動後はテキストモードでインストール作業を進めます。テキストモードも基本は GUI と同様のため、インストール過程は割愛します。 インストールが完了すると、通常通り一旦システムが再起動し、以下のようにターミナル上にゲスト OS のログインプロンプトが表示されます。 |
CentOS Stream 9 Kernel 5.14.0-34.el9.x86_64 on an x86_64 Activate the web console with: systemctl enable --now cockpit.socket localhost login: |
[3] | ゲスト OS 側からホスト OS 側へのコンソールの切り替えは Ctrl + ] キーです。 ホスト OS 側からゲスト OS 側へのコンソールの切り替えは [virsh console (仮想マシン名)] とコマンドを入力します。 |
[root@localhost ~]# # Ctrl + ] キー [root@dlp ~]# # ホスト側のコンソールに切り替わった [root@dlp ~]# virsh console centos-st9 # ゲストOS のコンソールに切り替え Connected to domain centos-st9 Escape character is ^] # Enter キー押下 [root@localhost ~]# # ゲスト側のコンソールに切り替わった |
[4] | 作成した仮想マシンは容易に複製可能です。 |
[root@dlp ~]# virt-clone --original centos-st9 --name template --file /var/kvm/images/template.img Allocating 'template.img' | 20 GB 00:02 Clone 'template' created successfully. # ディスクイメージ [root@dlp ~]# ll /var/kvm/images/template.img -rw-------. 1 root root 2092433408 Jan 19 13:58 /var/kvm/images/template.img # 定義ファイル [root@dlp ~]# ll /etc/libvirt/qemu/template.xml -rw-------. 1 root root 4962 Jan 19 13:58 /etc/libvirt/qemu/template.xml |
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