アクセス権付の共有フォルダ設定2015/12/02

	Samba によるファイルサーバーの構築です。ユーザー認証が必要なアクセス権付の共有フォルダを設定します。例として、「security」というグループを作成し、共有フォルダへはそのグループに属するユーザーのみが認証してアクセスできるようにします。
[1]	Samba の設定です。

smb:~ #

zypper -n install samba samba-client

smb:~ #

groupadd security

smb:~ #

mkdir /home/security

smb:~ #

chgrp security /home/security

smb:~ #

chmod 770 /home/security

smb:~ #

vi /etc/samba/smb.conf

# 5行目あたり：以下2行追記

unix charset = UTF-8
dos charset = CP932

# 13行目：コメント化

map to guest = Bad User

# 最終行に追記

[Security]

# 任意の共有名指定

   path = /home/security
   writable = yes
   create mode = 0770
   directory mode = 0770
   share modes = yes
   guest ok = no

# ゲストは不許可

valid users = @security

# security グループのみアクセス許可

smb:~ #

/etc/init.d/smb start

smb:~ #

/etc/init.d/nmb start

smb:~ #

smb:~ #

# Samba ユーザー登録

smb:~ #

New SMB password:

# パスワード設定

Retype new SMB password:
Added user suse.
smb:~ #

usermod -G security suse

[2]	クライアント側の設定です。Windows 10 を例にします。以下のように「ネットワーク」－「ネットワークドライブの割り当て」をクリックします。

[3]	画面の例にも書いてありますが、フォルダの欄に「\\サーバー名\共有フォルダ名」と指定します。

[4]	認証を求められます。[1] で登録した Samba ユーザー/パスワードを入力して認証します。

[5]	アクセスできました。