Ubuntu 10.04
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rootユーザを使えるようにする2010/07/18

  Ubuntuのデフォルト設定では rootユーザーはパスワードが設定されていないため使えるようになっていません。 基本は管理者として設定したユーザーから sudo で root特権を使います。基本は、ミスを避けるためにも、 必要なときのみroot特権を使うというポリシーで、sudo 経由の特権一時利用がセオリーです。 企業内で複数人で管理者権限を使う場合は、個人の特定のためにも sudo の利用は必須でしょう。 が、しかし、何らかの理由で rootユーザーを使いたい場合はrootパスワードを設定してやれば使えるようになります。

[1] rootパスワードを設定してrootユーザーに遷移できるようにする
lucid@ubuntu:~$
sudo passwd root

Enter new UNIX password:    
# rootパスワード設定

Retype new UNIX password:    
# 確認再入力

passwd: password updated successfully
lucid@ubuntu:~$
su -

Password:    
# rootパスワード入力

root@ubuntu:~#    
# rootになれた

当サイトの例では、以後、rootユーザーからのコマンド入力で進めていきます。 一般ユーザーから sudo で管理者権限を使用している場合はコマンドの頭に sudo をつけて読み替えてください。

[2] rootユーザーを使えるようにした場合、rootユーザーに su で遷移できるユーザーを限定しておきます。
root@ubuntu:~#
vi /etc/pam.d/su


# 15行目:コメント解除し su を許可するグループ名追記

auth   required   pam_wheel.so  
group=adm


root@ubuntu:~#
vi /etc/group


# 5行目:許可するユーザー名追記

adm:x:4:
lucid

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