KVM : 仮想マシン作成#12018/05/17 |
ゲストOSをインストールして仮想マシンを作成します。当例ではホストOSと同じ Ubuntu 18.04 をインストールします。
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[1] | 当例ではネットワーク経由のテキストモードでインストールします。 直接コンソールからでも、リモートから Putty 等のエミュレータ経由からでも実行可能です。 また、デフォルトでは仮想マシンのイメージの保管場所(ストレージプール)は [/var/lib/libvirt/images] となっていますが、 ここでは別の場所に新たにストレージプールを作成して進めます。 |
# ストレージプールとするディレクトリ作成 root@dlp:~# mkdir -p /var/kvm/images root@dlp:~# virt-install \
--name ubuntu1804 \
--ram 4096 \ --disk path=/var/kvm/images/ubuntu1804.img,size=30 \ --vcpus 2 \ --os-type linux \ --os-variant ubuntu18.04 \ --network bridge=br0 \ --graphics none \ --console pty,target_type=serial \ --location 'http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/dists/bionic/main/installer-amd64/' \ --extra-args 'console=ttyS0,115200n8 serial'
Starting install... # インストールが開始される # インストール終了直後、一旦ホスト側に戻り、ゲストをシャットダウン root@dlp:~# virsh shutdown ubuntu1804 Domain template is being shutdown # ゲスト領域をマウントしてサービスを有効にする root@dlp:~# guestmount -d ubuntu1804 -i /mnt root@dlp:~# ln -s /mnt/lib/systemd/system/getty@.service /mnt/etc/systemd/system/getty.target.wants/getty@ttyS0.service root@dlp:~# umount /mnt
# 再度起動し、コンソールに接続できればインストール完了 root@dlp:~# virsh start ubuntu1804 --console Ubuntu 18.04 LTS ubuntu ttyS0 ubuntu login: |
上で指定しているオプションの意味です。その他多数のオプションは [man virt-install] で確認可能です。
--name
仮想マシンの名前を指定
--ram
仮想マシンのメモリ容量を指定。単位は M
--disk path=xxx ,size=xxx
[path=] で仮想マシンのディスクの保管場所を指定 ( デフォルトは [/var/lib/libvirt/images] 配下 )
--vcpus[size=] で仮想マシンのディスク容量を指定。単位は G
仮想マシンの仮想CPU数を指定
--os-type
ゲストOSのOSタイプを指定
--os-variant
ゲストOSの種類を指定
--network# osinfo-query os で指定可能な種類を確認可能
仮想マシンのネットワークタイプを指定。
ここではゲストOSにブリッジ接続させたいため、[--network bridge=br0] としている。
br0 はインストールの項の [3] で設定したブリッジインターフェースを指定している。
物理マシンがNICを複数枚もっていて、且つブリッジインターフェースを複数設定しており、仮想マシンからも同様に複数の
ネットワークインターフェースを使いたい場合は、改行して複数指定する。
--graphics
グラフィクスを指定。[none] 指定でグラフィックスは使わない
--console
コンソールタイプを指定
--location
インストール元を指定
--extra-args
インストール時にカーネルに渡すパラメータを指定
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[2] | ゲスト OS 側からホスト OS 側へのコンソールの切り替えは Ctrl + ] キーです。 ホスト OS 側からゲスト OS 側へのコンソールの切り替えは [virsh console (ゲストの名前)] とコマンドを入力します。 |
bionic@ubuntu:~$
# Ctrl + ] キー root@dlp:~# # ホスト側のコンソールに切り替わった
# ゲストOS [ubuntu1804] のコンソールに切り替え root@dlp:~# virsh console ubuntu1804 Connected to domain template Escape character is ^] # Enterキー
# ゲスト側のコンソールに切り替わった
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[3] | 作成した仮想マシンは容易に複製可能です。
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# ホスト側のコンソール root@dlp:~# virt-clone --original ubuntu1804 --name ubuntu1804_org --file /var/kvm/images/ubuntu1804_org.img Allocating 'ubuntu1804_org.img' | 30 GB 00:05 Clone 'ubuntu1804_org' created successfully. # ディスクイメージ root@dlp:~# ll /var/kvm/images/ubuntu1804_org.img -rw------- 1 root root 2611806208 May 16 20:46 /var/kvm/images/ubuntu1804_org.img # 定義ファイル root@dlp:~# ll /etc/libvirt/qemu/ubuntu1804_org.xml -rw------- 1 root root 2853 May 16 20:46 /etc/libvirt/qemu/ubuntu1804_org.xml |
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