SQL Server 2012 - AlwaysOn 可用性グループを構成する #32014/04/13 |
SQL Server の高可用性機能 AlwaysOn 可用性グループ (AlwaysOn AG (Availability Groups)) の構成です。
ここでは例として、以下のような環境を用意して設定しています。
+-----------+ | | | AD DS | | | +-----------+ |10.0.0.200 | +-------------------------+-----------------------------+ | | | | | | |10.0.0.201 |10.0.0.202 10.0.0.203| +----------+ +-----------+ +----------+ | WSFC | | WSFC | | WSFC | | Node01 | | Node02 | | Node03 | | | | | | | +----------+ +-----------+ +----------+ |192.168.1.201 |192.168.1.202 192.168.1.203| | | | +-------------------------+-----------------------------+
以下の設定の前に、AlwaysOn 可用性グループの設定 #2 までを済ませていることが前提です。
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[1] | クライアント、またはローカルの SQL Server Management Studio から、プライマリノードの SQL Server へ接続して作業します。 接続したら、以下のように「AlwaysOn 高可用性」-「可用性グループ」を右クリックし、「新しい可用性グループウィザード」を開きます。 |
[2] | 「次へ」をクリックして進みます。 |
[3] | 任意の可用性グループ名を入力して設定します。 |
[4] | 可用性グループの対象とするユーザーデータベースにチェックを入れて選択します。 |
[5] | レプリカの追加画面です。「レプリカの追加」ボタンをクリックしてください。 |
[6] | セカンダリレプリカとする SQL Server を指定して「接続」ボタンをクリックします。追加したいノード分だけ繰り返して指定してください。 |
[7] | セカンダリレプリカを全て追加したら、「自動フェールオーバー」と「同期コミット」をさせたいサーバーに、以下のようにチェックを入れておきます。 画面にもある通り、「自動フェールオーバー」は上限が「2」、「同期コミット」は上限が「3」です。 |
[8] | データの同期設定です。ここでは「完全」で進めていきます。 「完全」を選択した場合、バックアップを取得した共有フォルダを合わせて指定します。 |
[9] | 可用性グループ構成の検証結果が表示されます。ここの例ではリスナーを設定していないので以下のような警告が出ていますが、 リスナーは後ほど設定するので特に問題なしとして、このまま進めます。 |
[10] | 内容を確認して、全て問題なければ「完了」ボタンをクリックします。 |
[11] |
設定完了しました。以下の警告についてはリンク先を参照ください。構成自体は完了できています。
⇒ http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh270280.aspx
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[12] | 設定完了後は以下のように可用性グループが作成され、可用性レプリカが表示されるようになります。 最後に、AlwaysOn 可用性グループのリスナーの設定 #4 を実施して構成を完了してください。 |
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