CentOS 6
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oVirt - Web管理画面の初期設定2014/06/15

 
クライアントマシンから管理画面にアクセスし、初期設定をしてノードを追加します。
ここでは以下の環境を例に設定しています。
(1) ovirt.srv.world     [10.0.0.50]   ⇒   oVirt管理サーバー ( メモリ4G以上 )
(2) node01.srv.world     [10.0.0.40]   ⇒   oVirtノード ( KVMホスト構築済み )
(3) client.srv.world     [10.0.0.30]   ⇒   クライアントマシン ( デスクトップ環境構築済み )
[1] デスクトップ環境を構築したクライアントマシンに、 管理画面へのアクセスに必要なものをインストールしておきます。
ここでは CentOS 6 クライアントを例にします。
[root@client ~]#
yum -y install firefox spice-xpi
[2] Firefox を起動し「http://(oVirt管理サーバーのホスト名, またはIPアドレス)/」にアクセスすると以下の画面になるので、 「Administrator Portal」をクリックします。 ちなみに、以下は全て英語表記の画面を例にしていますが、ロケールを日本語化した環境でアクセスすると、 管理ポータルも自動的に全て日本語表示になります。妙な日本語もなく、日本語対応はしっかりとされています。
[3] SSL 通信になるので独自証明書の警告が出ますが、問題ないので先へ進みます。すると以下のように認証画面になります。ここで oVirt管理サーバーのセットアップの中で設定した admin ユーザーとパスワードで 認証してログインします。
[4] ログインできました。これがメイン画面になります。
[5] まずはノードの追加をします。「Hosts」タブに移動し、「New」をクリックします。
[6] ノードのホストの情報を入力して「OK」します。
[7] 「Power Management」の設定について聞かれます。 HP社や Dell社の特定のサーバーについているハードウェアで有効になるらしいので、 該当するなら設定、しないならそのまま「OK」をクリックして進みます。
[8] 追加されると以下のように「Hosts」タブにノードのエントリが表示されます。 しかし、ノードのシステム情報はまだ表示されません。 ここで、管理サーバーからノードに対してバックグランドでの設定変更が実行されるので、数十秒~数分(環境により異なる)待つ必要があります。
[9] しばらくすると以下のようにノードのシステム情報が取得されるようになります。 メンテナンスをするときは「Maintenance」ボタンを、再び有効状態にするときは「Activate」ボタンを押してください。
[10] 次にストレージを追加しておきます。「Storage」タブに移り、「New Domain」をクリックします。
[11] 「Name」フィールドは任意の名前、「Export Path」には、oVirt管理サーバーの設定で 追加したデータ用ストレージを指定し、OKします。
[12] 追加されると、以下のように一覧にリストされます。
[13] 次に、仮想マシンを作成する際に必要になるゲストOS用のISOイメージを格納するストレージを「Attach」しておきます。 ISOドメインは oVirt管理サーバーのセットアップスクリプト中にデフォルト登録された 「ISO_DOMIAN」を使います。以下のように「ISO_DOMIAN」にフォーカスを合わせて、下段の「Data Center」タブに移り、「Attach」をクリックします。
[14] 初期状態はデフォルトのみなので、チェックを入れてOKします。
[15] 追加された「Default」が「Active」になっていることを確認しておきます。
[16] 最後に上段の「Clusters」タブに移り、下段の「Logical Networks」で表示されているネットワークインターフェースにフォーカスを合わせ、 「Set as Display」をクリックしておきます。以上で必要な初期設定は終了です。
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