Windows 2019
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Windows Server Failover Clustering : クラスターを構成する2019/07/09

 
Windows Server Failover Clustering (WSFC) を構成します。
当例では以下のような環境で設定します。
クラスター構成ノードに二台のサーバーを用意し、それらは Active Directory ドメインに参加しています。(AD 参加は必須ではない)
また、クラスター構成ノードは、クラスター用の共有ストレージとして、クォーラム用とデータ用の二つのネットワークストレージをマウントしています。
                                   |
+----------------------+           |           +----------------------+
|  [      AD DS     ]  |10.0.0.100 | 10.0.0.110|  [  iSCSI Target  ]  |
|    fd3s.srv.world    +-----------+-----------+    tgt01.srv.world   |
|                      |           |           |                      |
+----------------------+           |           +----------------------+
                                   |
+----------------------+           |           +----------------------+
|  [ Cluster Node#1 ]  |10.0.0.101 | 10.0.0.102|  [ Cluster Node#2 ]  |
|    rx-7.srv.world    +-----------+-----------+    rx-8.srv.world    |
|                      |                       |                      |
+----------------------+                       +----------------------+

[1] クラスター管理ツールをインストールした任意のノードにログインし、[ツール] - [フェールオーバークラスターマネージャー] を開きます。
[2] 左ペインの [フェールオーバークラスターマネージャー] を右クリックし、[クラスターの作成] を開きます。
[3] [次へ] をクリックします。
[4] [サーバー名の入力] フィールドにクラスターノードとしたいホスト名を入力し、[追加] ボタンをクリックします。 すると以下のように [選択済みサーバー] に追加されます。全て追加したら次へ進みます。
[5] [クラスター名] のフィールドには任意のクラスター名を入力し、アドレスのフィールドにはクラスターアクセス用の IPアドレスを入力します。
[6] 内容を確認して問題なければ次へ進めます。
[7] クラスターの作成が完了したら [完了] ボタンをクリックして終了します。
[8]
[フェールオーバークラスターマネージャー] 管理画面で、作成したクラスターの状態が確認できます。
以上で WSFC の構成は完了です。
共有ストレージがクラスター構成ノード中のいずれかのノードでマウントされていることを確認しておくとよいでしょう。 さらに、マウントされているサーバーを再起動 または シャットダウンして、共有ストレージが他ノードへフェールオーバーされるかも確認しておきましょう。
なお、片方のノードのみダウンした場合はアクティブなノードにフェールオーバーするのみですが、メンテナンス等で全てのノードを停止させる場合は、以下の順序で停止・起動するようにします。
(1) パッシブノードを停止
(2) アクティブノードを停止
(3) アクティブノード (最後にアクティブだったノード) を起動
(4) パッシブノードを起動
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