PXE Boot : ネットワークインストール (キックスタート)2020/02/12 |
キックスタートによるネットワークインストールの自動化の設定です。
インストール対象のクライアントコンピューターの台数が多い場合に便利です。 |
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[1] |
事前に
BIOS ベースのネットワークインストールの設定、または
UEFI ベースのネットワークインストールの設定 を実施しておきます。
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[2] | キックスタートの設定です。 |
# root パスワード生成 (後で入力するのでメモしておく) [root@dlp ~]# python3 -c 'import crypt,getpass; \
Password:print(crypt.crypt(getpass.getpass(), \ crypt.mksalt(crypt.METHOD_SHA512)))' $6$EC1T.oKN5f3seb20$y1WlMQ7Ih424OwOn..... mkdir /var/www/html/ks
[root@dlp ~]#
vi /var/www/html/ks/centos8-ks.cfg # 新規作成 # 対話を自動進行 autostep # インストール完了後に再起動 reboot # 暗号化アルゴリズム auth --enableshadow --passalgo=sha512 # インストールソース url --url=http://10.0.0.30/centos8/ # インストールディスクを指定 ignoredisk --only-use=sda # キーボードレイアウト keyboard --vckeymap=jp106 --xlayouts='jp','us' # システムのロケール lang en_US.UTF-8 # ネットワーク設定 network --bootproto=dhcp --ipv6=auto --activate --hostname=localhost # 生成した root パスワード rootpw --iscrypted $6$EC1T.oKN5f3seb20$y1WlMQ7Ih424OwOn..... # タイムゾーン timezone Asia/Tokyo --isUtc --nontp # ブートローダーの設定 bootloader --location=mbr --boot-drive=sda # パーティションテーブルは全て初期化 zerombr clearpart --all --initlabel # パーティションの設定 # [/boot/efi] は UEFI ブートのクライアントにのみ必要 part /boot --fstype="ext4" --ondisk=sda --size=1024 part /boot/efi --fstype="vfat" --ondisk=sda --size=512 part pv.10 --fstype="lvmpv" --ondisk=sda --size=30720 volgroup VolGroup --pesize=4096 pv.10 logvol / --fstype="xfs" --size=20480 --name=root --vgname=VolGroup logvol swap --fstype="swap" --size=4096 --name=swap --vgname=VolGroup %packages @core %end chmod 644 /var/www/html/ks/centos8-ks.cfg |
[3] | BIOS ベースのネットワークインストールを設定している場合、以下のファイルを編集します。 |
[root@dlp ~]#
vi /var/lib/tftpboot/pxelinux.cfg/default # 以下のように変更
default vesamenu.c32
prompt 1
timeout 60
display boot.msg
label linux
menu label ^Install CentOS 8
menu default
kernel centos8/vmlinuz
append initrd=centos8/initrd.img ip=dhcp inst.ks=http://10.0.0.30/ks/centos8-ks.cfg
.....
.....
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[4] | UEFI ベースのネットワークインストールを設定している場合、以下のファイルを編集します。 |
[root@dlp ~]#
vi /var/lib/tftpboot/grub.cfg # 以下のように変更
set timeout=30
menuentry 'Install CentOS 8' {
linuxefi centos8/vmlinuz ip=dhcp inst.ks=http://10.0.0.30/ks/centos8-ks.cfg
initrdefi centos8/initrd.img
}
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[5] | ネットワークブートが有効なクライアントコンピューターを起動すると、PXE サーバーのメニューの表示からインストールまで、全て自動で進行します。 インストール後の再起動も自動で行うため、クライアントコンピューターの電源を入れるのみで、通常起動まで全て完了します。 (以下はインストール完了後に通常起動した状態) |
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