バーチャルホストの設定2010/11/06 |
仮想環境では1台の物理マシン内で仮想Webサーバーを複数立ち上げ、複数のドメイン名で運用することは当然可能ですが、
管理面の面倒さも出てくるので、複数のドメイン名を運用したいだけであれば、やはりこのバーチャルホストの方が手っ取り早いです。 以下の例では、既存のドメイン名を「srv.world」( ルートディレクトリは /var/www/html ), バーチャルホストで運用するドメイン名を「virtual.host」( ルートディレクトリは /home/fedora/public_html )として設定し、 両者のドメイン名でアクセスできるようにしてみます。事前に自サーバーでDNSに新たに設定するドメイン名のゾーン情報の登録が必要です。 さらに、外部からもアクセスできるようにするのであれば、新たに割り当てるドメイン名をレジストラでDNS登録しておく必要があります。 |
|
[1] | Apache にバーチャルホストの設定をします。 |
[root@www03 ~]# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf # 990行目:コメント解除 NameVirtualHost *:80 # 最終行:以下7行, 元ドメイン用追記 <VirtualHost *:80> DocumentRoot /var/www/html ServerName www03.srv.world ErrorLog logs/srv.world-error_log CustomLog logs/srv.world-access_log combined </VirtualHost> # 最終行:以下6行, 追加ドメイン用追記 <VirtualHost *:80> DocumentRoot /home/fedora/public_html ServerName www03.virtual.host ErrorLog logs/virtual.host-error_log CustomLog logs/virtual.host-access_log combined </VirtualHost> [root@www03 ~]# /etc/rc.d/init.d/httpd restart Stopping httpd: [ OK ] Starting httpd: [ OK ] |
[2] | 元ドメイン「srv.world」のテストページにアクセスできるか確認します。 アクセスできればOKです。 |
[3] | 追加ドメイン「virtual.host」用のテストページを作成し、Webブラウザでアクセスしてバーチャルホストが効いているか動作確認してみます。 以下のようなページが表示されればOKです。 |
[fedora@www ~]$ vi ./public_html/index.cgi
#!/usr/local/bin/perl print "Content-type: text/html\n\n"; print <<"EOM"; <html> <body> <div style="width: 100%; font-size: 40px; font-weight: bold; text-align: center;"> Virtual Host Test Page </div> </body> </html> EOM exit; [fedora@www ~]$ chmod 705 ./public_html/index.cgi
|
Sponsored Link |