SPICEサーバー2014/04/24 |
SPICE ( Simple Protocol for Independent Computing Environment ) で、仮想マシンにリモート接続できるようにします。
VNCのように接続先ホストが待ち受けるのではなく、KVMホスト側で仮想マシンへの接続を待ち受けるため、
接続先の仮想マシンのネットワークはつながっていなくとも、KVMホストさえネットワークにつながっていれば仮想マシンへリモート接続できます。
まずはKVMホスト側で仮想マシンがSPICE対応で起動できるように設定します。
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[1] | 既存の仮想マシンのxmlファイルを編集してSPICE対応で起動します。 当サイトの仮想マシン作成例だとグラフィクスなしで作成しているため以下の変更のみでOKですが、 グラフィクスありで作成した場合は、xmlファイル中の、<graphics>~ と <video>~ のセクションは削除して以下の変更をしてください。 |
root@dlp:~#
virsh edit www # 仮想マシン「www」の設定編集 <domain type='kvm'> <name>www</name> <uuid>b994b26e-f9eb-fc91-899a-98fb8de56029</uuid> <memory unit='KiB'>2097152</memory> <currentMemory unit='KiB'>2097152</currentMemory> <vcpu placement='static'>2</vcpu> . . . # 適当に下の方に以下を追記 # (passwd=*** は任意のパスワードを設定、slot=*** は他と重複しない数字を指定) <graphics type='spice' port='5900' autoport='no' listen='0.0.0.0' passwd='password'> <listen type='address' address='0.0.0.0'/> </graphics> <video> <model type='qxl' ram='65536' vram='32768' heads='1'/> <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x06' function='0x0'/> </video> <memballoon model='virtio'> <address type='pci' domain='0x0000' bus='0x00' slot='0x05' function='0x0'/> </memballoon> </devices> </domain>Domain www XML configuration edited. root@dlp:~# virsh start www # 仮想マシン起動 Domain www started |
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以上でSPICE対応での仮想マシン起動は完了です。SPICEクライアントからの接続は次項を参照ください。
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