Windows 2019
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SQL Server 2019 : AlwaysOn 可用性グループ #22021/01/29

 
SQL Server の高可用性 AlwaysOn 可用性グループ (AlwaysOn Availability Groups) を設定します。
当例では以下のような環境を前提に、2台の SQL サーバーで AlwaysOn 可用性グループを構成します。
(3台以上でも構成可)
                                   |
+----------------------+           |           +----------------------+
|  [      AD DS     ]  |10.0.0.100 | 10.0.0.109|  [  iSCSI Target  ]  |
|    fd3s.srv.world    +-----------+-----------+    tgt01.srv.world   |
|                      |           |           |                      |
+----------------------+           |           +----------------------+
                                   |
+----------------------+           |           +----------------------+
|  [ SQL Server #1 ]   |10.0.0.101 | 10.0.0.102|  [ SQL Server #2 ]   |
|    rx-7.srv.world    +-----------+-----------+    rx-8.srv.world    |
|                      |                       |                      |
+----------------------+                       +----------------------+

[1]
[2] 任意の SQL Server Management Studio (SSMS) をインストールしたホストで、事前に作成した SQL Server 用の管理アカウントでログオンし、 SSMS を起動して、プライマリーとするノードに Windows 認証で接続します。その後、[Always On 高可用性] - [可用性グループ] を右クリックし、メニューから [新しい可用性グループ ウィザード] をクリックします。
[3] [次へ] をクリックします。
[4] [可用性グループ名] に任意の名称を入力して [次へ] をクリックします。
[5] Alwayson 可用性グループに設定するデータベースを選択します。
事前に作成した Alwayson 可用性グループ用の、前提条件を満たすように設定したデータベースは、以下のように自動認識され、リストに表示されます。
[6] セカンダリーレプリカとするホストを設定します。[レプリカの追加] ボタンをクリックして、レプリカホストを指定して追加します。
[7] セカンダリーレプリカを複数設定する場合は [6] を繰り返してリストに追加します。全て追加したら、上部のタブで [リスナー] のタブへ移動します。
[8] [リスナーの DNS 名] に任意のリスナー名称を入力し、[ポート] にリスナーが待ち受けるポートを入力します。
下例は、SQL Server の既定のインスタンスのポート [1433] を設定しています。
さらに、リスナーが待ち受ける IP アドレスを設定します。 空いている任意の IP アドレスを設定すれば OK です。(WSFC の仮想 IP とは別)
既定の設定で運用している場合、ここで指定したリスナーの DNS 名と IP アドレスの組み合わせが、A レコードとして、AD DS が稼働するホスト上の DNS サーバーに登録されます。
[9] データ同期設定を選択します。当例では [自動シード処理] で進めます。
[10] 可用性グループを構成するにあたり、事前検証が実行されます。全て [成功] であれば OK です。
[11] 設定内容を確認し、OK であれば [完了] ボタンをクリックして、可用性グループの構成を実行します。
[12] 正常に終了したら [閉じる] をクリックして終了します。
[13] SSMS で可用性グループの状態を確認できます。
[14] 設定したリスナー宛てにアクセスして、動作を確認しておくとよいでしょう。またプライマリーノードの SQL Server を手動でダウンして、セカンダリーノードにフェイルオーバーするかも確認しておくとよいでしょう。
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