CentOS 6
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RAIDメタデータを消去する2013/02/17

 
RAID構成に設定すると、ハードディスク内にRAIDのメタデータを持つのですが、 それを初期化せずにディスクを単体で使いまわすと、Linuxのインストール時に、 RAIDのメタデータがあるのでそのディスクは使えません!といって、 インストール先のディスクから除外されて、使えない状態となってしまいます。
よって、RAID構成を一旦初期化する必要があるのですが、 RAIDを組んだRAIDカードが故障してしまった等で、そのRAIDカードのBIOSでRAID構成が初期化ができなくなりました。 他のカードでは適合しないので初期化不可能、RAID構成の解除のためだけに同じ高価なRAIDカードは買えない! さぁ、どうしよう!というときは、すでにあるLinuxマシンに問題のディスクをつないで、Linux側からRAIDメタデータを消去できます。
[1] 問題のディスクをつないだマシンで、RAIDの確認等で必要なので mdadm をインストールしておきます。
[root@dlp ~]#
yum -y install mdadm dmraid
[2] 以下のコマンドを打つと、RAIDメタデータが存在している場合、以下のような結果が返ってきます。
以下は、/dev/sdb 124914352 セクタにメタデータがあります。
[root@dlp ~]#
dmraid -r

/dev/sdb: ddf1, ".ddf1_disks", GROUP, ok, 124914352 sectors, data@ 0
[3] mdadm コマンドで消し去ってしまいます。
[root@dlp ~]#
mdadm --zero-superblock /dev/sdb

[root@dlp ~]#
dmraid -r

no raid disks and with names: "/dev/sdb"
[4] [3]のコマンドで消せなかった場合は、以下のように dd コマンドで強制的に上書きしてしまいます。
[2]の確認結果をうけて、seek=124914352 としています。
[root@dlp ~]#
dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=512 seek=124914352

[root@dlp ~]#
dmraid -r

no raid disks and with names: "/dev/sdb"
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