FreeBSD 14
Sponsored Link

BIND : 外部ネットワーク向けの設定2023/12/20

 
DNS (Domain Name System) サーバーを構築して、名前解決サービスが提供できるようにします。
[1] BIND をインストールします。
root@dlp:~ #
pkg install -y bind918 bind-tools
[2] 例として、外部ネットワークからも名前解決可能なインターネットサーバー向け DNS として設定します。
下例は、外部ネットワーク [172.16.0.80/29], ドメイン名 [srv.world] の環境の場合の設定です。
( 例示の [172.16.0.80/29] は実際にはプライベート用の IP アドレスです。自身が所有するグローバル IP アドレスに置き換えてください )
root@dlp:~ #
vi /usr/local/etc/namedb/named.conf
// 20行目 : リスンするアドレスを指定
// 全てリスンする場合は [any] に変更
         listen-on       { 10.0.0.30; };

// 25行目 : IPv6 をリスンする場合はコメント解除してアドレスを指定
// 全てリスンする場合は [any] に変更
//         listen-on-v6    { ::1; };

// 27行目 : 追記
// 名前解決の問い合わせを受け付ける範囲
// 外部向けは全てのホストから名前解決の問い合わせを受け付ける
         allow-query     { any; };
// ゾーン情報の転送要求を許可する範囲
// セカンダリーサーバーが存在する場合は必要に応じて追加
         allow-transfer  { localhost; };
// 外部向けには再帰的な検索は許可しない
// 自身が持つゾーンへの問い合わせのみ応答する
         recursion no;

// 最終行に追記
include "/usr/local/etc/namedb/external-zones.conf";

root@dlp:~ #
vi /usr/local/etc/namedb/external-zones.conf
// 新規作成
// 自身のネットワークとドメイン名の定義を追記
zone "srv.world" IN {
        type primary;
        file "/usr/local/etc/namedb/primary/srv.world.wan";
        allow-update { none; };
};
zone "80.0.16.172.in-addr.arpa" IN {
        type primary;
        file "/usr/local/etc/namedb/primary/80.0.16.172.db";
        allow-update { none; };
};
[3]
引き続き、[named.conf] の各ゾーンで指定したゾーンファイルの作成が必要になります。
ゾーンファイルの作成は次項を参照ください
関連コンテンツ