FreeBSD 14
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OpenSSH : SSH 鍵ペア認証2023/12/19

 
クライアント用に SSH 秘密鍵、サーバー用に SSH 公開鍵を作成し、鍵ペアによる認証でログインできるようにします。
[1] 鍵ペアはユーザー各々で作成します。よって、鍵ペアを作成するユーザーでサーバー側にログインして作業します。
# 鍵ペア作成

freebsd@dlp:~ $
ssh-keygen

Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/freebsd/.ssh/id_rsa):   # 変更の必要がなければ空 Enter
Enter passphrase (empty for no passphrase):   # パスフレーズ設定 (ノーパス設定にする場合は空 Enter)
Enter same passphrase again:
Your identification has been saved in /home/freebsd/.ssh/id_rsa
Your public key has been saved in /home/freebsd/.ssh/id_rsa.pub
The key fingerprint is:
SHA256:uNTwILz1kwqxTKplnlSWcxqEIB0mZQlyERz2wRML1yE freebsd@dlp.srv.world
The key's randomart image is:
.....
.....

freebsd@dlp:~ $
ls -l ~/.ssh

total 18
-rw-------  1 freebsd freebsd 2655 Dec 19 10:36 id_rsa
-rw-r--r--  1 freebsd freebsd  575 Dec 19 10:36 id_rsa.pub
-rw-------  1 freebsd freebsd  846 Dec 19 10:12 known_hosts
-rw-r--r--  1 freebsd freebsd   98 Dec 19 10:12 known_hosts.old

freebsd@dlp:~ $
mv ~/.ssh/id_rsa.pub ~/.ssh/authorized_keys

[2] サーバー側で作成した秘密鍵をクライアント側にファイル転送すると、そのクライアントから対象サーバーに、鍵認証でログイン出来るようになります。
freebsd@node01:~ $
mkdir ~/.ssh

freebsd@node01:~ $
chmod 700 ~/.ssh
# サーバーで作成した秘密鍵を SCP で持ってくる

freebsd@node01:~ $
scp freebsd@dlp.srv.world:/home/freebsd/.ssh/id_rsa ~/.ssh/

(freebsd@dlp.srv.world) Password for freebsd@dlp.srv.world:
id_rsa         100% 2655     2.8MB/s   00:00

freebsd@node01:~ $
ssh freebsd@dlp.srv.world

Enter passphrase for key '/home/freebsd/.ssh/id_rsa':   # 設定したパスフレーズ
Last login: Tue Dec 19 10:01:15 2023 from 10.0.0.250
FreeBSD 14.0-RELEASE (GENERIC) #0 releng/14.0-n265380-f9716eee8ab4: Fri Nov 10 05:57:23 UTC 2023

Welcome to FreeBSD!
.....
.....

freebsd@dlp:~ $     # ログインできた
[3] なお、鍵認証にした場合、以下のように SSH サーバーへのパスワード認証を禁止すると、よりセキュアな環境とすることができます。
root@dlp:~ #
vi /etc/ssh/sshd_config
# 61行目 : コメント解除

PasswordAuthentication no
# 65行目 : コメント解除してパスワード認証不可に変更

KbdInteractiveAuthentication
no
root@dlp:~ #
service sshd restart

Windows クライアントからの SSH 鍵認証 #1
 
Windows クライアントから鍵認証方式でログインする場合の設定です。Putty を例にします。
事前に こちらを参考に、秘密鍵を Windows クライアントに転送しておいてください。
[4] Puttyの公式サイト より [Puttygen.exe] をダウンロードして [Putty.exe] と同じフォルダに保管して実行します。以下の画面が表示されたら [Load] ボタンをクリックします。
[5] 事前に SSH サーバーから転送しておいた秘密鍵を指定すると、パスフレーズを求められるので入力して応答します。(ノーパス設定の場合は不要)
[6] パスフレーズでの応答が完了すると以下の画面になります。ここで [Save private key] をクリックして、任意のフォルダに任意の名前で保存します。 当例では [priv-key] というファイル名で [Putty.exe] と同じフォルダに保存しています。
[7] Putty 本体を起動し、左メニュー [Connection] - [SSH] - [Auth] - [Credencials] で、作成した Private Key ファイルを選択します。
[8] 左メニュー [Session] に戻り、接続するホストの名前または IP アドレスを入力して、接続します。
[9] 鍵を作成したユーザーでログインしようとすると、以下のようにパスフレーズを求められ、設定したパスフレーズを入力するとログインできます。
Windows クライアントからの SSH 鍵認証 #2
[10] こちらのリンク先に記載の通り、Windows には OpenSSH クライアントが標準搭載されているため、Putty 等のクライアントソフトウェアを用意しなくとも、サーバー側で生成した鍵ペアの秘密鍵の方を Windows クライアントへ転送し、Windows 側でログオン中のユーザーディレクトリ配下の [.ssh] フォルダ内に秘密鍵を格納するのみで、鍵ペアでの認証が可能です。
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