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DHCPサーバー : DHCPサーバーを構成する2017/02/21

 
インストールした DHCP サーバーを構成します。
当例では IPv4 についてのみ例示します。
CUI で構成する場合は以下のように設定します。
なお、作業を実施するログオンユーザーは、スタンドアローンなサーバーであればローカル管理者で OK ですが、 ドメイン環境のメンバーサーバーの場合は、Active Directory ドメイン環境で使用する DHCP サーバーとして AD 承認が必要なため、 管理者権限のあるドメインユーザーでログオンして作業をします。
[1] PowerShell を管理者権限で起動して設定します。
Windows PowerShell
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# DHCP 用のセキュリティグループを追加
PS C:\Users\Serverworld> Add-DhcpServerSecurityGroup -ComputerName "RX-7.srv.world" 

# ドメイン環境の場合は以下の AD 承認取得を実行が必要
PS C:\Users\Serverworld> Add-DhcpServerInDC -DnsName "RX-7.srv.world" -IPAddress 10.0.0.101 -PassThru 

IPAddress            DnsName
---------            -------
10.0.0.101           rx-7.srv.world

# IPv4 用スコープを追加
# [-Name] ⇒ 任意の名称
# [-StartRange] ⇒ 貸し出し用IPの開始アドレス
# [-EndRange] ⇒ 貸し出し用IPの終点アドレス
# [-LeaseDuration] ⇒ リース期間 [day.hrs:mins:secs] (未指定の場合の規定は8日)
PS C:\Users\Serverworld> Add-DhcpServerv4Scope -Name "Internal Network" `
-StartRange 10.0.0.200 `
-EndRange 10.0.0.254 `
-SubnetMask 255.255.255.0 `
-LeaseDuration 8.00:00:00 `
-State Active `
-PassThru 

ScopeId         SubnetMask      Name           State    StartRange      EndRange        LeaseDuration
-------         ----------      ----           -----    ----------      --------        -------------
10.0.0.0        255.255.255.0   Internal Ne... Active   10.0.0.200      10.0.0.254      8.00:00:00

# 追加したスコープに ドメイン名/DNSサーバー/ゲートウェイ(Router) を設定
PS C:\Users\Serverworld> Set-DhcpServerv4OptionValue -DnsDomain "srv.world" `
-DnsServer "10.0.0.100" `
-Router "10.0.0.1" `
-ScopeId "10.0.0.0" `
-PassThru 

OptionId   Name            Type       Value                VendorClass     UserClass       PolicyName
--------   ----            ----       -----                -----------     ---------       ----------
15         DNS ドメイン名  String     {srv.world}
3          ルーター        IPv4Add... {10.0.0.1}
6          DNS サーバー    IPv4Add... {10.0.0.100}

PS C:\Users\Serverworld> Restart-Service DHCPServer 
DHCPサーバー : DHCPサーバーを構成する (GUI)
 
GUI で構成する場合は以下のように設定します。
[2] [スタート] - [サーバーマネージャー] を起動して、左ペインで [DHCP] をクリックし、画面右上辺りの [その他...] をクリックします。
[3] 画面右上辺りの [DHCP構成を完了する] をクリックします。
[4] [次へ] をクリックします。
[5] スタンドアローンなサーバーの場合は [AD 承認をスキップする] を選択して [コミット]、
ドメイン環境のメンバーサーバーの場合は、管理者権限のあるドメインユーザーの資格情報を入力して [コミット] します。
ドメイン環境の場合、既定では現在ログオンしているドメインユーザーが自動的に選択されますが、 必要であれば変更可能です。
[6] 以下のように正常に完了したら [閉じる] ボタンをクリックします。
[7] [スタート] - [サーバーマネージャー] を起動し、[ツール] - [DHCP] を開きます。
[8] 左ペインで [IPv4] を右クリックし、[新しいスコープ] を選択します。
[9] [次へ] をクリックします。
[10] 任意のスコープ名を入力します。
[11] DHCP で貸し出す IPアドレスの範囲とサブネットマスクを入力します。
[12] 貸し出す IPアドレスの範囲から除外したい IPアドレスがあれば入力します。必要なければそのまま次へ進みます。
[13] IPアドレスのリース期間を指定します。
[14] そのまま次へ進みます。
[15] デフォルトゲートウェイを指定します。
[16] ドメイン名と DNS サーバーの設定です。
ドメイン環境の場合は、現在の参加ドメインの名称が入力されます。問題なければ次へ進みます。
[17] WINS サーバーの設定です。必要であれば設定します。不要であれば未入力のままで OK です。
[18] 設定をすぐに有効にする場合は [今すぐアクティブにする] のまま次へ進みます。
[19] [完了] ボタンをクリックして終了します。
[20] 正常に追加完了すると、以下のように一覧にスコープが表示されます。以上で DHCP サーバーの構成は完了です。
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