初期設定 : ファイアウォール2021/12/16 |
ファイアウォール と SELinux の設定です。
|
|
[1] | ファイアウォールサービスの現在の状態は以下のようにして確認できます。(デフォルトは有効) |
[root@localhost ~]# systemctl status firewalld * firewalld.service - firewalld - dynamic firewall daemon Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/firewalld.service; enabled; vendor> Active: active (running) since Fri 2021-11-25 20:29:20 JST; 5min ago Docs: man:firewalld(1) Main PID: 710 (firewalld) Tasks: 2 (limit: 4419) Memory: 41.6M CPU: 427ms CGroup: /system.slice/firewalld.service +- 710 /usr/bin/python3 -s /usr/sbin/firewalld --nofork --nopid # Active: active (running) *** の状態は稼働中 |
[2] |
ファイアウォールサービスを稼働させる場合、デフォルトではインバウンド通信はほぼ許可されていないため、
サーバーに設定/公開するサービス/アプリケーションに応じて、通信を許可する設定が必要になります。
ファイアウォールサービスの基本的な操作/設定方法はこちらを参照ください。 なお、当サイトの CentOS Stream 9 設定例は、全て、ファイアウォールサービス稼働中の環境を前提としていますので、各ページには必要に応じて許可設定を記載しています。 |
[3] | もし、自身のネットワーク内で、設定対象とするサーバーの上位にファイアウォール機器が設置されており、 サーバー側ではファイアウォールサービスは必要ないといった場合は、以下のようにして停止可能です。 |
# 自動起動設定を無効にする [root@localhost ~]# systemctl disable firewalld Removed /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/firewalld.service. Removed /etc/systemd/system/dbus-org.fedoraproject.FirewallD1.service. |
初期設定 : SELinux
|
[4] | SELinux (Security-Enhanced Linux) の現在の状態は以下のようにして確認できます。(デフォルトは有効) |
[root@localhost ~]# getenforce
Enforcing # SELinux は有効な状態
|
[5] |
SELinux が [Enforcing] の場合、通常の Linux アクセス権の設定は問題なくとも、SELinux
のアクセス制御によってアクセスが拒否され、サービス/アプリケーションが期待通りの動作をしないといった場合が発生します。
そのため、サーバーに設定/公開するサービス/アプリケーションによっては、SELinux ポリシーに対して、手動でのアクセス許可の設定が必要になる場合があります。
SELinux の基本的な操作/設定方法はこちらを参照ください。 なお、当サイトの CentOS Stream 9 設定例は、全て [SELinux = Enforcing] の環境を前提としていますので、各ページには必要に応じて許可設定を記載しています。 |
[6] | もし、設定対象とするサーバーが安全な社内のみの利用である等の理由で SELinux を無効にしたいといった場合は、以下のように設定して無効化できます。 |
# SELinux を無効にする [root@localhost ~]# grubby --update-kernel ALL --args selinux=0
# SELinux 有効に戻す場合は以下 (変更後は要再起動) [root@localhost ~]# grubby --update-kernel ALL --remove-args selinux |
Sponsored Link |