Apache httpd : Basic 認証 + LDAP2021/05/18 |
mod_ldap をインストールして、Basic 認証の際に、LDAP ディレクトリーのユーザーで認証できるよう設定します。
当例では以下のような環境の Active Directory を使用します。
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[1] |
Basic 認証の際のパスワードは平文で送信されるため、事前に SSL/TLS の設定を実施しておきます。
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[2] |
Active Directory 側に、Apache httpd からの接続用の AD ユーザーを作成しておきます。
当例では [ldapuser] で進めます。権限は通常の [Domain Users] のみで OK です。 |
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[3] | [mod_ldap] をインストールします。 |
[root@www ~]# dnf -y install mod_ldap
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[4] | Basic 認証 + LDAP の設定です。 例として [/var/www/html/auth-ldap] ディレクトリーを認証対象として設定します。 |
[root@www ~]#
vi /etc/httpd/conf.d/authnz_ldap.conf # 新規作成 # 下例では ベース DN から [LDAPUsers] OU 配下に検索範囲を限定 # よって、下例の場合、認証可能な AD ユーザーは [LDAPUsers] OU 配下に登録されたユーザーのみ # [AuthLDAPBindDN], [AuthLDAPBindPassword] は事前に作成した接続用 AD ユーザーを指定 <Directory "/var/www/html/auth-ldap"> SSLRequireSSL AuthType Basic AuthName "LDAP Authentication" AuthBasicProvider ldap AuthLDAPURL "ldap://fd3s.srv.world:389/ou=LDAPUsers,dc=srv,dc=world?sAMAccountName?sub?(objectClass=*)" AuthLDAPBindDN ldapuser@srv.world AuthLDAPBindPassword Password Require valid-user </Directory>
[root@www ~]#
chgrp apache /etc/httpd/conf.d/authnz_ldap.conf [root@www ~]# chmod 640 /etc/httpd/conf.d/authnz_ldap.conf [root@www ~]# systemctl restart httpd # テストページ作成 [root@www ~]# mkdir /var/www/html/auth-ldap [root@www ~]# vi /var/www/html/auth-ldap/index.html <html> <body> <div style="width: 100%; font-size: 40px; font-weight: bold; text-align: center;"> Test Page for LDAP Authentication </div> </body> </html> |
[5] | SELinux を有効にしている場合は、ポリシーの許可設定が必要です。 |
[root@www ~]# setsebool -P httpd_can_network_connect on [root@www ~]# setsebool -P httpd_can_connect_ldap on |
[6] | 任意のクライアントコンピューターで Web ブラウザを起動し、作成したテストページにアクセスします。すると設定通り認証を求められるので、AD のユーザーで認証します。 |
[7] | 正常に認証が成功して、テストページが表示されれば OK です。 |
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